時計バンドの種類と手入れの仕方(金属バンド)
時計の査定ポイントの1つにバンドがあります。バンドのちぎれ、汚れ、剥がれ等による劣化が酷い場合等、買取り価格に大きな影響が出ます。時計のブランドと需要によっては、バンドがない状態でも買取りを行うと言う買取り店もあります。
しかし、買取り店によっては買い取り価格が付かない場合もあります。買取り価格に影響を与える時計のバンドは、大きく分けるとステンレススティール、チタン、革、ラバー、ナイロン等があります。それらは、特徴も手入れの方法も様々です。
金属バンド
カジュアル・ビジネス問わず汎用性が高いため、主流として利用されているバンドです。
金属製のバンドは、比較的価格が高いです。着用時にヒンヤリとした感触があるのが特徴です。
ステンレススティールベルト(SSベルト)
鉄にクロム10.5%以上が含まれている合金銅鋼で出来ています。
金属の中では比較的安価で加工しやすく、強度が高いことが特徴です。
カシオ Baby-G バンド素材:ステンレス×ウレ
【メリット】さびにくいように加工されています。加工しやすくコストが安いため、金属の中では比較的安価です。
【デメリット】重量がある。
チタンバンド
SSバンドと比較されることが多いバンドです。見た目には、SSベルトと大きな変化はありませんが、非常に高価で加工がしにくいです。原材料が、ステンレスの10倍以上します。チタン製の時計はまだ数が少ないですが、カシオ、セイコー、シチズンと言う日本ブランドを始め、ベーリング、スカーゲンの北欧ブランド等が有名です。
カシオ オシアナス バンド素材 チタン
【メリット】(SSベルト比較)
SSバンドよりも軽く、重量感がないため疲れにくいです。錆びません。汗によるベタつきが少ないです。アレルギー反応が起きません。※メッキ加工されている場合、皮膚につく裏蓋がステンレスの場合にはアレルギー反応が起こる場合があります。ステンレスより柔らかい素材ですが、柔軟性があるためSSバンドより傷がつきにくいです。
【デメリット】
高価なSSバンド以上に高価です。重量感がないことをデメリットと感じる人もいます。
金属バンドの手入れ
時計の裏蓋・バンド等の肌に密接している部分は、汗・皮脂等が付着しやすいです。汚れたまましておくとサビが発生するだけでなく、アレルギーの原因となることもあります。
汗や水が付着した時は、吸水性に優れた柔らかい布でふき十分に乾燥してください。
●バンドの隙間の汚れは、定期的に乾燥した柔らかい歯ブラシを使い取り除いてください。
※表面に傷がつく場合があるので、目立たない面を使い試してください。
●バンドを水洗いするときは、時計本体に水をかからないように注意してください。
※ラップを巻く・バンドを外す等
●洗った後は、隙間に水分が残らないように良く拭き取り乾燥してください。
●チタンバンドでも、ステンレスが利用されている場合もありサビの原因となる事があります。